昔ながらの庭に設置するタイプの鯉のぼりは迫力があり、5月の風に吹かれて泳ぐ姿に子供たちは大変喜ぶことでしょう。しかしながら昨今の住宅事情により、室内用鯉のぼりやベランダ用鯉のぼりが主流になっています。その中でも室内用の木製鯉のぼりの製作を手掛けることにしました。 宮島細工の流れを汲む木工職人が手掛ける鯉のぼりは、板状の鯉のぼりが主流の中、円柱状の形をしています。また、合成着色料を使用せず木材が持つ本来の色を活かし、寄木にすることで真鯉・緋鯉をイメージしています。出来上がった鯉のぼりは、自然素材の美しさが際立ち、木のぬくもりと周りとの調和を生み出しています。地元の木材(主にひのき)を使用することで、環境にも優しい鯉のぼりになっています。 その自然な風合いと温かみが特徴の木製鯉のぼりは、伝統的な日本文化を大切にしながらも、現代の生活に合った魅力を持つアイテムです。 日本の伝統的な畳や襖のあるような和の空間はもちろん、木材を多く使用したナチュラルテイストが人気の北欧スタイル、ミニマルで洗練されたシンプルモダンの空間など、様々なお部屋に木製鯉のぼりはよく調和します。高さ約24㎝とコンパクトサイズなので、小スペースでも飾ることができ、また収納も場所を取りません。ギフトボックス入りなので、贈り物としてもおすすめです。
素材とサイズ(手作り品のため、誤差があります) 土台 ひのき 横約125ミリ、縦約65ミリ、厚み約20ミリ 支柱 ひのき 土台に差した状態で約190ミリ 風車 栗 最長部分で約25ミリ 厚み 約10ミリ 真鯉 ひのき+ウォールナット 最長部分で約77ミリ 緋鯉① ひのき+アメリカンチェリー ウォールナット(目の部分) 最長部分で約70ミリ 緋鯉② ひのき+朴(ほお) ウォールナット(目の部分) 最長部分で約64ミリ 鯉は全て直径25ミリの円柱です。